新しい働き方~ワーケーション体験談

コロナ禍により、注目されている働き方・・・「ワーケーション」。

「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語で、滞在先で仕事をしながら余暇を楽しむという、新しい働き方のスタイルです。

とはいえ、今ひとつイメージがわいてこない、と思っていたところ、新ひだか町の民泊「サポーターズ・ハウス」で、ワーケーションを実践されている方がお見えとのことで、さっそくお話を伺ってまいりました。

フリーランスで通訳・翻訳業を営むKさんは、趣味の乗馬を楽しみながら、新ひだか町で、お仕事をされています。コロナ禍により海外出張などが無くなり、業務のほとんどがオンラインとなったそうです。

「パソコンとインターネット環境さえあれば、どこにいても仕事ができるようになりました。」

笑顔でそう答えるKさん。

「あとは、何が好きか?ということだと思います。」

何が好きか・・・ですか?

「私は、馬が好きなので、馬の近くで仕事をしようと思いました。ここならすぐに乗馬ができてリフレッシュできるし、なにより馬がいる風景を日常に眺めることができます。」

なるほど・・・。

「海が好きな人は、海の近くに暮らすのだろうし、バードウォッチングが趣味ならば、野鳥の多い森の近くに暮らすのかしら。私はたまたま馬だったので、ここが良いと思いました。」

彼女の言葉を聞いていて、ふわっと視界が開けた気がしました。好きなものの近くで仕事をして暮らしていけるなんて、なんと素晴らしい時代になったものです。

コロナ禍は、様々な制限を私たちに突き付けていますが、それは、もしかしたら私たちが古い価値観に縛られているだけなのかもしれません。新しい生活様式により、これまでより自由になり、世界が広がっている現実もあるのでしょう。今まで通りにいかないことで落ち込むのではなく、発想をすっかり転換してみたら、明るい未来が見えてくるのかもしれません。

彼女のワーケーションスタイルに興味を覚え、さらに具体的にお聞きしました。まずは一日の過ごし方について。

「朝、起きたらまずは運動して体を動かします。その後はコーヒーを飲みながら、昨日の仕事のチェック。頭がクリアな朝の時間を有効に使います。午後は乗馬に行ったり、ドライブしたりしてリフレッシュして、帰ったらまた仕事。夕食はまちなかの飲食店を訪れることも多いです。そこで出会った方から地元の情報をいろいろ伺えますからね。この後もご紹介いただいた牧場へ見学に行くんですよ。」

軽やかに楽しみつつ、情報収集していらっしゃるところはさすがです。・・・ちなみにワーケーションで不可欠なものって何でしょう?

「パソコンとネット環境、あとは、デスクと椅子さえあればOKです。私は気分転換に料理をするのでキッチンも必要ですね。さらに窓の外に馬が見えたら最高です!」

主にIT関係の通訳を得意とする彼女によれば、業界では以前から、リモートワークを提案してきたそうですが、時代が追い付いていなかったとか。それがコロナ禍で一気にシフトしたそうです。

「好きなものの近くで仕事をして暮らす。」

夢みたいに思っていたことが、現実になろうとしています。

前向きに仕事と暮らしを楽しむ彼女を見習って、臆することなく新しい生活様式を創造し、新しい時代を軽やかに進んでいきたいと、そんな風に思いました。