第1回「Hidaka Player’s Talk」藤沢亮輔さん


みなさんこんばんは。
藤沢牧場で、親の跡をついで牧場で働いています。私の父は藤沢澄雄と言って、皆さんご存知かなと思いますが、父に似て声が大きいのでマイク使わないで行いたいなと思います。
実は藤沢牧場でリアルダビスタという企画をやっているんですけど、まず「ダービースタリオン」って皆さんご存知ですか?
実はダービースタリオンをリアル・現実でやってみようという企画が持ち込まれて、うちが舞台でやることになったんです。
簡単な自己紹介ですけど、京都の大学卒業した後、東京で就職しました。その後に牧場に帰ってきて働いていて、一昨年にオーストラリアのセジェンホーススタッドという牧場で3ヶ月ほど研修しました。
今日実はリアルダビスタの話をするか、オーストラリアでの馬の育て方・育成の仕方はどういうものかを発表するか、どっちにするか悩んだんですが、あまり牧場関係の方は少ないかなと思ったのでリアルダビスタのことを説明したいなと思ってやってきました。

今年の2月に株式会社ドワンゴからダビスタの企画を持ち込まれてやることになったんです。ドワンゴってどんなものなのかというと、みなさんご存知ないですよね。カドカワと業務提携している企業で、いちばん有名なのがニコニコ動画というサイトなんです。ご存知ですか?ニコニコ動画ってなんなの?というと、一般的なインターネットで動画というとみなさんYou Tubeを使われていると思うんですけど、そのYou Tubeのようなサイトで動画を色んなユーザーの人が、例えばあま屋さんがこんな料理を作っている動画をみんなに見てもらいたいと思ったらYou Tubeにアップしてそれをみんなで見るという感じなんです。ニコニコというのはただ見るだけでなくリアルタイムでみんなでコメントを打てるんですよ。だから例えば野球中継生中継をニコニコで配信した場合には、みんなで今までテレビで「打った」「打たれた」という実況の人がいて解説の人がいてただ受け取るだけだったものが、自分らで「松井が打った」だとか「二岡が打った」だとか、ちょっと古いんですけど、そういう感じで自分たちが参加できる、要するに通常今までの動画だと一方的に情報を与えられていたというところから、自分らでコメントを打って参加することで一緒に配信側と情報提供側と盛り上がれるというようなのがニコニコ動画・ニコニコ生放送の特徴なんですね。
なんでニコニコ動画がいきなりリアルダビスタをはじめたのかというと、実は去年から地方競馬の大井浦和船橋川崎4場の生放送をニコニコではじめたんです。今道営もばんえいも一緒に、計6場の生中継をしています。これは結構見ていると面白くて、ばんえい競馬は特に内地の人からすると全然見たこともないしやったこともないという状況だったんですが、ニコニコが生放送してくれたおかげで売上がちょっと伸びたというのもあるし、全然強くないような馬でも、体が白と黒のモノクロチャンという馬がいるんですが、ユーザーの中でものすごい人気が出てだんだん盛り上がっています。
もちろん予想番組も特別にやったりしています。


その流れでドワンゴの方からちょうどぼくらやもうちょっと上の世代、40代のダビスタをやっていた世代の人達が現実的にリアルダービースタリオンというのをやってみたいという話があったんですけど、ダビスタというのは自分で繁殖牝馬(お母さんになる馬)を持って、そのお母さんになる馬にお父さんになる種馬をつけて産ませて、育てて調教師さん(馬をトレーニングする人)に預けてレースに出すというのがダビスタというゲームなんですけど、それを現実にやるということで、今回1月にあった繁殖セールで実際に繁殖牝馬を買いました、ドワンゴさんで。そのドワンゴさんで買った繁殖牝馬が今、うちにいるんですよ。で、うちにいる繁殖牝馬に3月4月だったかな?ホッコータルマエというお父さんを種付けして今無事受胎しています。次は生まれるまではそこまでアクションなくてちょっと時間があくので、すぐ競馬場に使える馬を買おうということでこの間5月にすぐ競馬に使える馬をセリで買ったんですよ。
今度生まれてくる馬(来年生まれてくる馬)の調教師だったり、命名権、どこの厩舎で育てるのかということも全部ユーザーで決めましょうというのがこのリアルダビスタのすごい特徴なんですね。
実際にこの繁殖牝馬購入のときもみんなで60頭くらいの繁殖牝馬の中からアンケートを取って上位5頭のうちで買いたいもの買えるものを買おうということでみんなに参加してもらってアンケート順に買おうということになって買いました。もちろんお父さんになる種牡馬もみんなのアンケートでどれがいいんだ、ホッコータルマエがいいのか、有名どころだったらディープインパクトがいいのか、オルフェーブルって3冠馬いるんですが、そういう馬がいるんですけど、みんなで意見を出し合って決めました。やっぱり今までにないことですよね。
これがちょうど今年の1月に行われた繁殖牝馬セールの落札シーンです。
番組をやって「シュシュブリーズ」という馬を買ったんですけど、番組内でドワンゴの人が競り落としたシーンです。みんなでコメントして「がんばれー」「ありがとう」「やったぜ」などみんなが本当に参加しているような感じですね。
その買ったシュシュブリーズというお母さんになる馬なんですけれど、この子の馬房の中にカメラを付けているんですよ。放牧地にもカメラが付いています。それをただただひたすら見るだけのものなんです。それ、面白いのかって思いますよね。実は多分コメント機能がなかったら全然面白くないものだと思うんですよ。ただコメントを入れれることで一日中これを見ている人っているんですよね。それが面白いのでちょっと動画があるので流してみましょう。実際の録画したやつなんですが、馬が馬房にいるのをただただ雑談したりしているだけなんですよ。これでも何が面白いんでしょうねって思いますよね。なんていうんですかね、ずっと見て、コメントを打てることで、自分たちの馬なんだなという意識が芽生えてくるんですよ。馬房にいるとき身動き一つ取らないんですけど、次ちょっと放牧地、ただただ馬がいるだけ。ユーザーの方たちのルール決めみたいなのがあって、こいつはどいつに強いとか誰と誰が仲いいとか、ストーリーができているんですね。
ぼくらも面白く見させてもらってますし、色んな方が監視してくれているんで、ぼくらも何か合った時に対応しやすいというのがいいと思います。
ガブってしたとか。みんなで楽しんでいます。
ちょっとたまにぼくらもふざけて子どもを置いたりしているんですけど、こういうものいたずらとかするとみんながコメントで反応してくれるんですよね。やっぱりみんな結構面白いみたいで、カメラの前でいたずらをしたりとかするんですけど、この時子ども泣いちゃいました。めっちゃ泣いている。最初に入れたのは長男なんですけど、次男は頑なに嫌がったので入れるのを辞めてしまいました。たまにこういうことをするとユーザの方も喜んでくれるのでぼくらもやりがいがあるというか励みになりますよね。

 

一番は普段牧場やってる人以外だと、馬ってどういう生活をしているのかとか、実際すごく華やかな場所、競馬の世界でしか馬って知らないと思うんですよ。例えば馬房を映す、放牧地を映すってことをして、実際どういう風に馬を育てているのかをファンの方に知ってほしいと思いました。そこで競馬だけ好きだった人が例えば生き物を好きという人がそこから嫁いで競馬が好きになってくれたり、競馬のファンの人がまた馬を育てているのを実際に見て藤沢牧場の馬のファンになってくれてもいいと思いますし、競馬をもっと好きになってくれてもいいと思ってますし、本当にぼくらがどういう風にしているのかってのを見せることで、すごく門戸を開いてオープンにすることで、よりファンが増えてくれるんじゃないかなと思っています。
実際に特別番組で種付けに行くシーンを撮ったんです。実際に種付けシーンはグロいのでやめたんですけど、馬運車の中でどういう風に馬が移動しているのかとか、実際に生放送しました。後は即戦力すぐ使える2歳馬を購入しようという番組を一緒に札幌でやりました。
その影響か、ぼくツイッターやってるんですけど、これやる前フォロアーが100人しかいなかったのにいま1400人になったんです、自慢なんですけどね。びっくりしたんです。すごい反響あるんだなと思いました。毎回のように絡んでくれる人がいて、毎日楽しいです。
今後の展開どうなるんだろうっていう話なんですけど、今種付けしました、来年生まれますよね。来年生まれたこどもは、デビューするのに3年かかるんですよ。4年間の長い長い期間ですよね。だから途中で飽きたりしないように特別番組を組んだり。
昨日一昨日のセレクトセール社台グループでやってるセレクトセールが合ったんですけどDMM.comってよくCMしてますよね、あそこがついに競馬、馬主業に参入してきてリアルスティールというG1馬の妹を1億6千万で1歳を買いました。後、当歳場でジェンティルドンナという3冠馬の妹、キタサンブラックという最近すごく走っている馬がいるんですけど、その弟を買っていました。3億とかで買ったりしているんですけど、それを1口3万円で1万口販売して一般のDMMユーザーから資金を募って一口馬主みたいなことをやるみたいですね。だから今後、ぼくらがやっているリアルダビスタとDMMの1万口の一口馬主が競合するのかということろですよね。ぼくらは正直1千万の馬をひいひい言って番組作っていたんですよ、でもDMMはいきなり億で買うんですよ。資金力と話題性を一気に持っていかれた感があるんですよ。この人達も月4回動画配信するとかレポート書いたり、ぼくらと似たようなことをやろうとしているみたいなんですね。ぼくらはあんまりそういう1口いくらとかの商売商売している感じではなくて、とにかく1頭の馬が生まれて育つまでをみんなで楽しもうという感じでやっています。
この人達を否定するわけではないんですけど、課金をしてユーザからお金を貰おうとか、そういうことを考えているみたいなんですねDMMさんは。ぼくらは採算度外視で生産地であったり競馬界とかにもっとオープンにして、色々貢献できたらいいなとすごく考えています。それを今後もっとどうやっていくのかというのはすごく課題ではあるんですけど、なんとか飽きさせないようにいろんなイベントや企画を今後も考えていきたいですね。

最後に全然全く関係ないんですけど、一昨年オーストラリアに研修行ってきたって言ったと思うんですけど、最後のセリの時にみんなと写真撮ったんです。ボクの人生の中で一番印象に残ったというか、本当に楽しかった3ヶ月だったんですね、充実していて。この想いもすごく伝えたいという思いもあったんですけど、ちょっと専門的な話も多いので今回は話さなかったんですけど、また機会があったらオーストラリアの機会も話したいのでオファーがあったら、いつでもよろしくお願いします。

 

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